日蓮宗の寺院である「堀之内妙法寺」は、正式名称を「日圓山妙法寺」、そして愛称を「やくよけ祖師(おそっさん) として広く親しまれています。このお寺は、厄除けのご利益がある寺院として信仰を集めています。妙法寺は、元和年間に真言宗で僧侶であった径覚が、日蓮宗に改宗して覚仙日逕と改称し、母の日圓尼の菩提のために開山したのを開創と伝えられています。元旦には、今年1年の厄除けのご利益を願って、広く関東地方からたくさんの人達が参詣に訪れ賑わいを見ませます。大晦日のお焚き上げには、今年1年の無事に感謝してお札などを燃やし、初詣の元旦午前0時には除夜の鐘が鳴り響いて元旦の雰囲気を醸し出してどなたでも参加できます。堀之内妙法寺には、最近の世情を反映して、若い人達の参詣が増えています。妙法寺には多くの文化財があり、鉄門(国指定重要文化財)が特に有名です。この鉄門は、鋳・鍛鉄で作られ、装飾に鋳銅を使用した和洋折衷様式の大鉄門で、明治初期として希少価値のある建造物です。正月の三が日は、交通規制があります。
本尊:十界曼荼羅
ご利益:開運招福・商売繁盛・子授け・子育て・学業成就・合格祈願・家内安全・交通安全・厄除け・病気平癒
例年の参拝者数:約10万人